セクハラ・パワハラに遭われた方へ
セクハラ・パワハラ(ブラック企業)
近年、会社の上司等からセクハラやパワハラを受けている、これらが原因でうつ病などの精神疾患にかかってしまったという相談はとても多いです。
これらの相談の中には、上司等から性的な関係を迫られ、実際にわいせつな行為をされたというケースもあります。
このような行為は、セクハラだけの問題にとどまらず強制わいせつ罪等の刑事犯罪を構成する場合もあります。
また、上司等から暴言(例えば「お前はあほだ。バカだ」等といった言葉)や暴行を受けているケースもあります。
このような上司等の言動はパワハラだけの問題にとどまらず、場合によっては侮辱罪、名誉棄損罪、又は、暴行ないし傷害罪を構成するケースもあります。
このような被害に遭われた場合には、直ちに弁護士へ相談することをおすすめします。
誰に何を請求出来るのか
上司からセクハラやパワハラを受けている場合、その行為は不法行為となりますので、上司に対しては不法行為に基づいて慰謝料等の損害賠償を請求します。
そして、このような上司のセクハラやパワハラを管理監督出来なかった会社に対しても、監督義務違反の責任を追求出来ますので、使用者責任に基づく損害賠償請求、又は、債務不履行に基づく損害賠償請求を行います。
また、上記のように上司等の行為が強制わいせつ罪、暴行罪等を構成するようなケースでは、刑事告訴といった措置を採ることもあります。
なお、上司等のセクハラやパワハラ等によりうつ病等の精神疾患を罹患してしまった場合には、労災認定が下りる可能性もありますので、併せて労災申請を行うケースもあります。