不倫、不貞行為と慰謝料の相場はいくらくらいですか?

2016-04-07

不倫、不貞行為の慰謝料の相場を教えてください。

不倫又は不貞行為に伴い慰謝料を支払う義務が発生することをご存知の方は多いかと思われます。

その慰謝料の相場についても、離婚に至らず破綻にも至っていない場合は50万円から150万円(大凡100万円前後)、離婚又は破綻した場合には150万円から300万円(大凡200万円前後)というのもよく聞くお話かと思います。勿論、ケースバイケースですが。

では、その具体的な金額はどのようにして決定されるのでしょうか。

判断要素としては、様々なものが考えられますが、重要な要素として、まずは、

①婚姻期間、

②不貞期間、

が挙げられます。

裁判例の傾向としても、特に、婚姻期間と慰謝料の認定額は比例関係が見られるように思います。

また、③不貞行為の態様も重要です。

例えば、不貞行為の相手方と同居しているとか、子供を産んでいるなどの事情があると慰謝料増額事由となるでしょう。

④従前の婚姻関係の状態も判断要素です。ただ、同居している場合には立証の難易も考慮しないといけません。家庭内別居だと主張しても、相手と事実認識が食い違うなどして、何が事実か不明瞭になることも多いですし、そもそも夫婦は常に仲の良いものではなく、時には仲違いもするものであり、そのような婚姻も保護しようというのが法律の建前だと思います。ですので、前記の①から③の要素と比較すると決定的な要素にならないことが多いのが現実かと思います。

その他にも、⑤請求者の資力、相手方の資力も考慮されます。これは、不貞行為という違法な行為や結果とは直接関係のないものですが、請求者に資力がなく、夫や不倫相手に多くの資力があるような場合には、慰謝料を多く認めて、請求者の救済を図っているものと考えられます。

また、当事者の年齢や未成年者の有無及び人数なども判断要素とされております。

なお、以上はあくまで一般的な相場であって、現実には、個々の事案に応じて低額な事案から高額な事案まで様々ですので、この点は誤解無きよう注意して下さい(実際、個々の裁判官によってもある程度ばらつきもあります)。

 

 

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